2011年03月20日
心配な方は逃げてください
川内支部の森永です。
地震と津波で、福島第一原発が大変なことになっています。
原発を抱える自治体に住む私たちにとっても、
他人事ではありません。
九州電力が川内原発3号機の増設を発表してから2年余り。
友人たちと原発について勉強したり、
議会に増設反対の陳情書を出したりしてきました。
特に子育て中の私たちは、
「日常的に放出される放射能」や
「原発事故のときに放出される放射能」が
胎児や子どものからだに与える影響について心配をしてきました。
原子力防災訓練もされていますが、
それは原発から10km以内の住民だけ。
10kmちょっとのところに住む私は、
防災計画もなにも知りません。
しかし、今回の原発震災では、
20kmのところまで避難指示が出ています。
薩摩川内市役所もオフサイトセンターも
原発から約10kmのところにあるというのにどうするのでしょう?
おまけにこの施設は河川の堤防沿いにあるのです。
いざというとき、ちゃんと機能するのでしょうか?
今日は屋内退避をしていた20~30kmのところに住む方々が
バスで避難をされている姿がテレビに映し出されていました。
この赤い丸が薩摩川内市にあったとしたら、
私の家は完全にこの中にあります。
もし10kmまで避難と言われたら、
私たちはどうすればいいのでしょうか?
20kmまで避難と言われたら、
今度はいつ家に帰ることができるのでしょうか?
この丸を見るたびに
そのことを考えてしまいます。
テレビの発表では
「ただちに身体に影響があるレベルではありません」
と繰り返し伝えています。
ただちに影響はなくても、
数年後に影響が出てくるかもしれません。
また、
大人には影響を与えないレベルでも
子どもや赤ちゃん、胎児には影響があるかもしれません。
「レントゲンやCTと同じレベル」
と言われても安心はできません。
なぜなら妊婦はレントゲンを受けてはいけないのだから。
チェルノブイリ原発事故のときに子どもだった人たちは
事故から25年たった今も病気に苦しんでいます。
原発の燃料を作るときに出される劣化ウランを使った兵器の使用で
イラクの子どもたちもたくさん被害を受けています。
福島原発の近くにも
たくさんの子どもや赤ちゃん、妊婦さんがいたと思います。
このポスターは福島の友人が持っていて、
東京を経て昨年12月に私のところに来ました。
20年くらい前に
「核燃サイクル反対の意見広告を出す医療従事者の会」
が新聞に載せた全面広告のコピーです。
賛同する青森県のお医者さんの名前が
たくさん並んでいます。
そして
「放射能は微量でも危険です!!」
「年齢が低いほど放射能の危険が大きくなります」
とあって、
赤ちゃんの体のどの部分に
どの核種が影響するのかが書いてあります。
こんなことを書くと、
妊婦さんやお母さんたちを怖がらせたり、
心配させるのではないかと思って考えました。
でもテレビやラジオで言わないので言おうと思います。
心配な方は逃げてください。
旅行と思って鹿児島に来て下さい。
鹿児島市議会議員ののぐち英一郎さんが住宅確保のために動いていらっしゃいます。
私です。森永→akko.moly@gmail.com
後から「大げさだったね~」
と笑い話になってもよいと思います。
鹿児島の友人に会いに来て下さい。
Posted by NPO法人 Reばーす at 02:42│Comments(0)
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